旅行や出張で家を数日間あける際、ペットの猫にお留守番してもらう必要があります。ペットホテルに預けるのもよいですが、最近は家に来て猫の世話をしてくれる「猫シッター」のサービスがあります。 実際に利用してみましたので、大まかなサービスの流れやメリットデメリット、満足感について書きたいと思います。
という方向けの記事です。
簡単に言うと、「シッター(世話をする人)に家まで来てもらい、自宅で猫の世話(給餌、トイレそうじ、遊び相手等)をしてもらうサービスです。合鍵を事前に渡しておいて、不在中に家に入ってもらい、猫の世話をしてもらいます。
猫シッター最大のメリットです。猫は環境変化に弱い子が多いです。知らないペットホテル、慣れない狭いケージ、他の動物の匂い…ストレスから体調を崩してしまうこともあります。
猫シッターサービスなら、猫は(ほぼ)いつもの環境で過ごせるので、リラックスして留守番できます。
ペットホテルに預けるとなると、自分の荷造りもあるのに猫の荷造りをしなければなりません。 ごはんを一食分ずつ分けて用意し、おやつは、お布団は、おもちゃは…と考えるのはちょっと面倒です。
猫シッターなら、事前の打ち合わせで世話の道具の置き場所を説明しておき、いつも置いてあるところから取り出して使ってもらうだけなので、余計な手間がかかりません。帰宅してからも、余計な片付けはありません。
これはペットホテルにもよるとは思いますが、ペットホテルよりも猫シッターさんのほうが、お留守番中のにゃんこの様子を詳しく報告してくれました。
今まで利用したことのあるペットホテルは、お迎え時に「いい子でしたよ〜、しっかりごはんも食べました」程度のざっくりとした口頭での説明でした。
一方、猫シッターは不在中の家にあがってもらうため「信用」の部分が大きいからか、写真つきで事細かく、長文の報告を送ってくれました(やりとりはLINEで行いました)。そのため、出張中もかなり安心できました。
留守中に家にあがってもらうため、シッターさんに合鍵を渡す必要があります。ちょっと心配ですよね…。 もちろん、鍵の管理は徹底してくれますし、信用するしかありません。
「許可された部屋以外は入室しません」「事前説明のあった棚以外は開けません」等、当たり前のことをきちんと約束してくれますが、とはいえ、心配もあります。こちらも信用するしかありません。お互い嫌な思いをしないために、貴重品は必ずしまっておきましょう。
また、赤の他人に部屋にあがってもらうので、ある程度の片付けは必要だと思います。旅行前のバタバタしているときに掃除機がけ等するのは手間でしたが、汚部屋だとやっぱり恥ずかしいのでちゃんと掃除しました。
ペットホテルにもよりますが、猫1匹の場合はペットホテルよりもシッターサービスの方が高くつくことが多いです。ただし、猫複数匹の場合は「1匹につきプラス500円」等で安めに対応してくれることがほとんどなので、複数匹にお留守番を頼むときはシッターサービスの方が安いこともあります。
メリット・デメリットについて書きましたが、実際利用してみたらメリットの方が上回りました。やはり、いつもの環境でにゃんこが安心して過ごせる、というのが一番大きかったです。
デメリットについては、口コミや利用者のブログ・お店のブログ(雰囲気が掴めます)などを確認したり、知り合いが利用しているシッターさんにお願いしたりするなどして、少しでも不安をやわらげましょう。
個人的にはあまりやりたくはありませんが、部屋が見渡せる位置に録画可能なペットカメラを設置しておく、というのもひとつの方法です。
シッターサービスの会社(個人事業主の場合もあります)によって多少の違いはありますが、「だいたいこんなかんじ」という流れを説明します。
猫シッターさんに連絡し、見積もりのため、一度家に来てあがってもらいます(お部屋の片付けをしましょう…)。 シッターさんに「来て欲しい日付と時間帯」の他、おおよそ次の説明をします。
その後、シッターさんの方で見積書を作成してくれます。 世話代のほか、シッターさんが家まで来るために必要な交通費が含まれることが多いです。
料金に納得したら、書類にサインして契約します(書類だけもらって後日提出の場合もあり)。とりあえず見積もりだけお願いすることも可能です。
支払い方法はシッターさんによって異なるので、契約時に確認しましょう。
私が今回利用した猫シッターさんの場合、シッターの予約が出張直前だったため、シッター代は封筒に入れてお世話当日に部屋に置いておき、回収してもらう、という形で支払いました。釣り銭も対応してくれました。 普段は前もっての銀行振込のようです。
今回利用したシッターさんは、かなり柔軟に対応してくれました。私は面倒だったので、見積・事前打ち合わせ時に即契約してその場で合鍵を渡しましたが、後日希望の時間帯に取りにきてもらう、あるいは会社事務所前を通るときに渡すこともできたようです。 出発までに渡すことができればよいので、シッターさんと相談しましょう。
「人が来る」ということを意識して、部屋を片付けておきましょう。特に、貴重品は別の部屋にしまっておくなど、配慮しましょう。 ごはん皿や水飲み皿を洗う水道のところに、専用で使ってもらうタオルを用意しておくと親切だと思います。
にゃんこに留守番を頼んで旅行に出発後は、特にすることはありません。利用したペットシッターサービスでは、連絡手段を電話かメール、またはLINEから選べたので、LINEにしました。
Lシッターさんが
のタイミングで細かく連絡を入れてくれます。
写真、ムービー付きでわかりやすく、食べたごはんの量、トイレの様子、遊びの様子、その他世話に使った物品の減り等、とても詳細に報告してくれました。
打ち合わせ時に、鍵の返却方法の希望を聞かれていました。「ドアポストへ入れておく」を選びましたが、他には「郵送で送る」「シッターさんが通りがかるときに届ける」等、柔軟に対応してくれるようです。
鍵を受け取ったら、「鍵返還確認書」にサインして写真をとり、LINEでシッターさん宛て送付したら完了です。 紙での郵送が不要なのがとても楽でありがたかったです。
世話後の報告がかなり詳細で、とても安心できたので、満足感としてはかなり高いです。
事前の打ち合わせから当日の利用までとてもスムーズで、鍵の受け渡しも柔軟に対応してくれたのもよかったです。
料金は1日1回×2日間で、8,000円程でした。家が辺鄙なところにあってシッターさんの交通費が高くつく場合、もっとかかります。 料金もペットホテルよりは高いですが、それに見合うだけの価値がありました。
利用してよかったですし、また次も利用しようと思います。